「最近のスマホはカメラ性能が高いから、自分たちで撮ればコストが抑えられる」という声をよく聞きます。確かにスマホの画質は年々向上していて、明るい場所ならきれいな写真が撮れます。でも、採用写真・コーポレート写真において、カメラマンが照明を持ち込む理由は「暗くても撮れるから」ではありません。
定常光だけで撮ると何が起きるか
オフィスや会議室には、もともと照明がついています。蛍光灯・LED・窓からの自然光。これらは「定常光」と呼ばれ、その場にある光をそのまま使って撮影することになります。
定常光だけで撮影した写真には、いくつかの問題が起きやすい。顔に影が落ちて表情が暗く見える。蛍光灯の色がそのまま写って肌色が不自然になる。窓の逆光で人物が暗くシルエットになる。雰囲気は出るけど、素材として使えるクオリティにならないことが多い。
- 顔に影が落ちやすい
- 蛍光灯の色が肌に乗る
- 場所によって明暗がバラバラ
- 雰囲気はあるが素材として使いにくい
- 光でイメージを作ることができない
- 顔に均一で美しい光が当たる
- 肌の色を自然に、きれいに再現
- 場所を選ばず一定のクオリティ
- Webやデザインにそのまま使える
- 光でブランドイメージを表現できる
照明の本当の役割は「光でイメージを作ること」
カメラマンが照明を持ち込む最大の理由は、明るさの補正ではありません。光の質・方向・強さをコントロールして、「会社のイメージ」を写真で表現することです。
たとえば、採用写真で「親しみやすく温かい職場」を伝えたいなら、柔らかく広がる光を使います。ソフトボックスと呼ばれる大きな光源を使うと、影がほとんどなく、肌がなめらかに見えるふわっとした雰囲気になります。一方、「プロフェッショナルで信頼感のある企業」を表現したいなら、方向性のある硬めの光で顔に適度なコントラストをつけます。キリッとした印象になり、役員・管理職のポートレートに向いています。
大型ソフトボックスや拡散材を使って光を広げる。影が薄くなり、肌がなめらかに見える。親しみやすさ・温かみを伝えたい採用写真に向いている。
方向性のある光源でコントラストをつける。立体感が出て、引き締まった印象になる。役員・士業・プロフェッショナルな印象を出したいときに向いている。
写真と動画で使う照明が違う理由
写真撮影では主にストロボ(フラッシュ)を使います。瞬間的に強い光を発するため、手ブレを抑え、シャープな写真が撮れます。一方、動画撮影では動いている被写体に合わせて光を当て続ける必要があるため、LEDライトなど常時点灯する照明を使います。SIGNAL FORWARDでは写真・動画を同日に撮影する場合、それぞれに最適な照明を組み合わせて対応しています。
「うちのオフィスは狭くて照明を置く場所がない」「窓が多くて光が入りすぎる」など、現場の環境はさまざまです。そういった条件も事前にヒアリングして、最適な照明プランを設計します。まずはどんな環境でも相談してください。