「いい写真が撮れた」と思ってWebサイトやSNSに載せたら、なんか微妙だった——そんな経験はありませんか。その原因の多くは「写真をWebで使うことを前提に撮っていないこと」にあります。

この記事では、Webサイト・SNSで「使える写真」を撮るための考え方「Webファースト構図」について解説します。

Webファースト構図とは?

Webファースト構図とは、写真を撮る段階から「どのデバイスで・どのサイズで・どのように使われるか」を先に設計し、それに合わせて構図・余白・縦横比を決めるアプローチです。

従来の撮影では「いい写真を撮ってから、サイトに合わせてトリミングする」という流れが一般的でした。しかし現在は、使用場所ごとに求められるサイズが多様化しています。サイトのヒーロービジュアル・求人媒体のサムネイル・Instagramの投稿・TikTokの縦動画——それぞれに最適な構図はまったく異なります。

スマホ時代に変わった「見られ方」

日本のスマートフォン普及率は現在9割を超えており、採用サイトや企業サイトへのアクセスの多くがスマホからです。スマホで見た場合、横長の写真は大きく縮小されて表示され、人物の顔が小さくなりすぎるケースがよくあります。

よくある失敗例

PCで見ると素晴らしい横長の集合写真も、スマホで見ると全員が米粒サイズに。顔が判別できず、採用候補者に「社員の雰囲気」が伝わらない。

用途別・最適な構図の考え方

Webサイトのヒーロービジュアル

横長(16:9〜3:1)が基本。人物を左右どちらかに寄せ、テキストを重ねるための余白を意識的に作っておきます。人物の顔の上にテキストが乗ると読みにくくなるため、頭上に余白を確保することが重要です。

求人媒体・SNS投稿(Instagram・X)

正方形(1:1)または縦型(4:5・9:16)が主流です。人物を中央または上寄りに配置し、顔の表情がしっかり見えるサイズ感で撮ることがポイントです。

TikTok・Instagramリール・YouTube Shorts

縦型(9:16)が必須。横型で撮影した動画を縦にトリミングすると左右が大きく切れてしまいます。縦型で撮ることを前提に、人物を画面中央に配置して撮影します。

撮影前に確認すべきこと

Webファースト構図を実践するには、撮影前に以下を確認しておくことが重要です。

これらを事前に整理しておくだけで、「撮ったけど使えなかった」という失敗を大幅に防ぐことができます。

まとめ

「いい写真」と「使える写真」は別物です。Webやスマホで実際に見たときに映えるかどうか——この視点を持ってから撮影に臨むことが、採用サイトや求人媒体での効果を最大化するために欠かせません。

JCPではWeb制作会社での撮影ディレクター経験を活かし、使用場所ごとに最適な構図を設計してから撮影します。「どう使うか」から一緒に考えますので、まずはご相談ください。