4月の入社式は、新入社員にとって社会人としての第一歩。その瞬間をどう記録するかは、会社の広報・採用担当者にとって毎年頭を悩ませるテーマです。「写真はスマホで済ませていた」「去年の写真が使いにくかった」という声をよく聞きます。

この記事では、入社式・入社式典の撮影をプロに依頼するときに担当者が知っておくべき5つのポイントを解説します。

ポイント① 依頼は「3週間前まで」が鉄則

入社式の撮影依頼で一番多い失敗が「直前すぎて希望のカメラマンが空いていない」というものです。4月1日前後は入社式・入学式が集中する最繁忙期。特に経験豊富なカメラマンほど早くから予約が埋まります。

推奨スケジュール

撮影希望日の3週間前までに依頼・日程確定。機材手配や香盤表の準備期間を含めると、2週間前では慌ただしくなります。3月初旬には動き始めることをおすすめします。

ポイント② 香盤表で「何をどこで撮るか」を共有する

プロへの依頼で最も重要なのが「香盤表(こうばんひょう)」の共有です。入社式当日は進行がタイトで、式の流れを事前に把握していないカメラマンは重要な場面を撮り逃すリスクがあります。

香盤表には、時間・場所・プログラム名・撮影の優先度を記載します。「社長挨拶は必ず押さえる」「集合写真は全体と部署別の2種類」といった指示を明記するだけで、当日の仕上がりが大きく変わります。

香盤表に書く項目(例)

09:30 入場・着席(会場全体のカット) / 10:00 社長挨拶(必ず撮影) / 10:30 辞令交付(各新入社員のアップ) / 11:00 記念品授与 / 11:30 集合写真(全体・部署別) / 12:00 懇親会・歓迎会

ポイント③ 写真と動画は「同時に依頼」すると統一感が出る

入社式の記録として写真と動画を両方残したい場合、それぞれ別の業者に頼むと「色味が違う」「式典の雰囲気が揃わない」という問題が起きがちです。

写真・動画・撮影ディレクションを一人が担当する場合、ヒアリングで伝えた雰囲気や意図が一貫して素材に反映されます。コストも2社分の発注費がかからず、やり取りの手間も大幅に減ります。

ポイント④ 「使える写真」はSNS・採用サイトを見据えて撮る

入社式の写真は、式典の記録にとどまらず、採用サイトやSNS採用広報に活用できる重要な素材です。ただし「撮れた写真を後からトリミングして使う」という発想では、使いにくいカットばかりになりがちです。

事前に「採用サイトのヒーロービジュアルに使いたい」「Instagram縦型投稿に使う予定」といった用途を伝えておくことで、カメラマンはそれぞれの媒体に合った構図・余白を意識して撮影します。

活用シーン別の撮影指示の例

採用サイトのトップ画像 → 横長・左に余白あり / Instagram投稿 → 縦型(4:5)・人物中心 / 社内報・パンフレット → 集合写真・表情のアップ

ポイント⑤ 「当日の担当者」と「カメラマン」の動線を合わせる

入社式当日、担当者は進行管理や来賓対応で手が離せないことが多く、カメラマンへの指示がおろそかになりがちです。しかし指示がなければ、カメラマンは何を優先して撮ればいいか判断できません。

事前に「撮影担当者を一人決めてカメラマンに常についてもらう」か「香盤表に全情報を落とし込んで独自に動いてもらう」かを決めておくことで、当日の混乱を避けられます。

依頼するカメラマンが「ヒアリングした人=当日来る人」であれば、この問題はそもそも起きません。担当者が変わらないことで、事前に伝えた細かいニュアンスがそのまま現場に反映されます。

まとめ:入社式の撮影は「事前準備」で9割決まる

入社式の撮影は当日の腕だけでなく、事前のコミュニケーションと準備が仕上がりの大半を左右します。依頼のタイミング・香盤表の共有・用途の事前共有——この3点を押さえるだけで、例年とは全く違う仕上がりになります。

「何をどう伝えればいいかわからない」という状態からでも、SIGNAL FORWARDではヒアリングを通じて必要な撮影内容を一緒に整理します。お気軽にご相談ください。